本プロジェクトは、シンガポールからフランスまで17カ国を結ぶ総延長約2万キロメートルの大容量光海底ケーブルを敷設するプロジェクト。毎秒100ギガビットとなる最新の光波長多重方式に対応し、最大容量で毎秒24テラビットの伝送が可能になる。これにより、アジア各国におけるタブレットなどスマートデバイスの普及にともなうデータ通信の大容量化に対応可能だという。

　NECは、過去30年以上にわたり海底ケーブルシステム事業を手掛ける海底ケーブルのトップベンダーで、地球5周分のべ20万キロメートルを超える敷設実績を有する。これまで同社は東南アジアおよび太平洋エリアの海底ケーブル敷設を行ってきたが、シンガポールより西へ海底ケーブルを敷設するのはNECとして初。