- 2014/01/21 掲載
日本オラクル、最新版「Exadata Database Machine X4」を提供開始 三井住友海上ら採用
特に、Database as a Service(DBaaS)、オンライン・トランザクション処理(OLTP)、データウェアハウジングの機能が強化され、データベースにおけるさまざまな課題を容易に解消できるよう設計されたという。オラクルは、性能は50~100パーセント向上、ストレージ容量は33~100パーセント拡大したとしている。
「Oracle Exadata Database Machine X4」は、「Oracle Database 12c」の新機能であるマルチテナント・アーキテクチャを利用することで、データベース集約における高いリソース効率と運用工数の削減を実現。さらに「Oracle Enterprise Manager 12c」のクラウド・サービス機能に含まれるデータベース・サービスのプロビジョニングをはじめとした管理機能を利用することで、自社内におけるDBaaSを簡単に提供できるという。
単一ラックの「Oracle Exadata」のデータスループットは100GB/秒。オールラッシュアレイを大きく上回るスループットを、ディスク・ティアリングの利点である低コスを維持しつつ実現したとしている。
また、データウェアハウスで一般的なテーブルおよびパーティションのスキャン処理に焦点を当てた新しいFlash Cachingアルゴリズムにより、データウェアハウジング処理の性能が向上。Flash Cachingアルゴリズムでは、フラッシュよりサイズが大きいテーブルは自動でフラッシュに部分的にキャッシュされ、フラッシュとディスクの両方から同時に読み込まれスループットを向上させた。
「Oracle Exadata Database Machine X4」のハードウェアは、これまでの「Oracle Exadata Database Machine」と完全な互換性と相互運用性が確保されている。
参考価格は、ハードウェア最小構成で2,390万円(税抜)から。
さらに同日、MS&ADインシュアランス グループの三井住友海上あいおい生命保険とMS&ADシステムズが、生命保険の契約業務管理システムの稼働基盤刷新に向け、オラクルの高速データベース・マシン最新版「Oracle Exadata Database Machine X4(以下、Oracle Exadata X4)」を採用したと発表した。合わせて、「Oracle Exadata X4」のバックアップ基盤としてオラクルの統合ストレージ製品「Oracle ZFS Storage ZS3」シリーズの導入を決定したという。
両社は、新契約高の伸びや新業務の追加に対応し、安定的に高品質な運用を実現できる高い性能と拡張性、物理障害および論理障害の二重障害にも耐えうる耐障害性と高可用性、事前構成済みのエンジニアド・システムによる容易な設計およびチューニングの実現など評価したという。
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