コロナ禍の「意味あるIT投資」と「意味ないIT投資」の違いとは?
- ありがとうございます!
- いいね!した記事一覧をみる
表面化した「コロナ禍特有の課題」と「従来から抱える課題」
新型コロナウイルスの流行によって多くの企業がリモートワークへの対応を迫られた。急な就業形態の変化に伴い、企業は「部署内でのコミュニケーションが取りづらい」「各従業員の仕事量の把握が難しい」「データセキュリティをどのように確保するのか」といった新たな問題に直面している。また、属人的な業務や手作業による処理など、これまで従業員個人の力量とコミュニケーション力によってなんとか対応できていた「コロナ以前から企業が抱える問題」も表面化した。
こうした課題に対し、多くの企業は限られた時間の中で最善の対応を尽くし、目の前の課題に見事対応した。その成果はこの1年の国内企業のIT化の進展を見れば明らかだろう。しかし、これから先、コロナ以前の環境に戻るとは考えにくい状況を踏まえると、現状課題への“応急処置的な対応”だけでは十分とは言えない。
たとえば、「コロナが収束し、出社できるようになるまで」と、目先だけを考えリモートワーク対応を行うのなら、社員のデスクトップPCをノートPCに切り替え、各人にルーターを配布し、VPNを増強すれば実現できるかもしれない。
しかし、それだけでは「コロナ禍以前からのシステム面を含む諸問題」を持ち越したままになるほか、コロナショックに伴いデジタル変革を進める競合他社に、今後競争力を維持できなくなる可能性も出てくるだろう。
いつ訪れるか分からなないコロナ収束を待ち、いつまでも応急処置を続けるべきだろうか。コロナによりIT投資を進めざるを得ないこのタイミングで、改めて従来から抱える課題の解決と“将来への対応”を同時に進めることが、企業の発展につながるのではないか。ここからは、今こそ取り組むべき「業務改革の手順」を解説する。
今すぐビジネス+IT会員にご登録ください。
すべて無料!今日から使える、仕事に役立つ情報満載!
-
ここでしか見られない
2万本超のオリジナル記事・動画・資料が見放題!
-
完全無料
登録料・月額料なし、完全無料で使い放題!
-
トレンドを聞いて学ぶ
年間1000本超の厳選セミナーに参加し放題!
-
興味関心のみ厳選
トピック(タグ)をフォローして自動収集!