- 2013/10/24 掲載
2017年には5倍に!国内パブリッククラウドサービス市場予測
・2017年の市場規模は2012年比3.6倍の3,376億円と予測
・機能の拡充と導入のベストプラクティス化によって、ユーザー支出の最適化が進む
また、これまでは、未知の分野(クラウド)に対する畏怖といった「心情的」な拒絶反応(変化に対するリスクの回避)から、「導入不可の理由」を明示するために情報を収集する企業も多く見られたという。最近では、課題があることを理解した上で、「課題の解決、導入条件の整理」を核として検討を進める企業が増加している、とした。
また、パブリッククラウドサービスそのものの進化も目覚ましいという。たとえば、Infrastructure as a Service(IaaS)では、2~3年前では、ほとんど実装されていなかったロードバランサー、オートスケール、バーチャルプライベートクラウド(VPC)/セキュリティグループといった機能が、現在では標準サービス機能となっている。
また、Software as a Service(SaaS)では、同サービス内の機能が拡充するだけでなく、第三者が提供するアドオン機能(たとえば、コラボレーティブSaaSに対するワークフロー機能)が急速に充実している。
IDCは、こうしたことがパブリッククラウドサービスの普及を促進し、利用領域の増加に貢献していると分析した。
一方でIDCはサービス機能の拡充と、パブリッククラウドサービスの導入事例の増加はベストプラクティス化を進め、ユーザー企業における支出の最適化を促しているとも指摘。たとえば、性能に対する懸念から、必要以上に大きな/多くのインスタンスを利用してきたユーザー(あるいはSIパートナー)は、構築/運用のノウハウを蓄積し、クラウドの特徴である「迅速性、拡張性/縮小性」を生かし、インスタンスの最適化を実施しているという。
これまでの国内パブリッククラウドサービス市場は、同サービス自身が持つ「迅速性」「拡張性/縮小性」「コストの最適化」といった要素によって成長してきた。現在、これらの価値に加え、クラウドパートナーが提供する機能/サービスが、ユーザー企業の導入障壁を下げるとともに、クラウドの付加価値化を促進しているとした。
IDC Japan ITサービス リサーチマネージャーの松本 聡氏は、「国内クラウド市場ではパートナーエコシステムが、ベンダーの競争力に与える影響力が高まっている。ベンダーはパートナーエコシステムを活性化するために、多様な施策を実施する必要がある」とのコメントを発表している。
今回の発表はIDCが発行したレポート「国内パブリッククラウドサービス市場 2013年~2017年の予測アップデート」(J13280106)にその詳細が報告されている。
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