グーグル型システム基盤へのパラダイムシフト、VDIに最適な環境を構築する
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VDIの仮想化基盤に死角
現在、Windows XPマイグレーションに関するさまざまなソリューションが花盛りだ。そのうち、デスクトップ仮想化(VDI)も注目されている手段の1つだろう。セキュリティ面はもちろん、何より運用・管理面からのメリットが大きく、またスマートデバイスなどを活用したモビリティとの親和性も高い。さまざまなメリットを持つVDIだが、死角もある。たとえば、キャパシティプランニングやサイジングの段階で、数年後を見越したシステム基盤を構築することが前提となっており、“スモールスタート”で規模を増やすことが難しい点が挙げられる。ブレードサーバを必要に応じて増やしていく対応方法が考えられるが、この場合もブレードシャーシのほか、ストレージやそれをつなぐSANスイッチといった共通コンポーネントを用意する必要があるため、真の意味でのスモールスタートとは言い難い。
さらに、高速なブレードサーバを利用しても、ストレージやその間を結ぶネットワークがボトルネックになりがちだ。ユーザー数が少ないうちは影響も軽微だが、数が増えれば増えるほど、I/Oまわりのパフォーマンスに悩むケースが増えてくる。
また、VDIを最初から全社すべてのユーザーに適用するケースはまれだろう。一部門からテストケースとして使用を開始し、ある程度の検証期間を経て、徐々に適用領域を広げていくのが一般的だ。しかし、検証用環境でうまくいき本番環境への適用となった場合は、そこで再度システム設計が必要となる。
せっかくデスクトップPCの管理の負荷が軽減されても、このように手離れが悪くては元も子もない。こうした課題に対して、いま注目を集めている技術がある。そのヒントは、次の写真を見比べてもらうとわかるはずだ。
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