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- 2013/10/01 掲載
オラクル ラリー・エリソン氏、Oracle 12cのインメモリとカラム型データベースを発表
Oracle DatabaseのIn-Memroyオプション発表
米オラクルCEO ラリー・エリソン氏、ご機嫌な表情で登場。
いくつかの発表をしよう。まずはOracle DatabaseのIn-Memoryオプションだ。
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データをメモリに載せることでシステムは高速になる。Oracle Database In-Memory Optionで、分析系のクエリが100倍早くなる。
この性能向上をデータウェアハウスだけでなく、トランザクション処理においても獲得できないだろうかと考える。私たちはその課題を解決し、トランザクション性能も少なくとも2倍にした。
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従来の行ストアとカラムストアを両方持つ
これはリレーショナルデータベースが登場したときからだ。データの追加、更新といったトランザクションで行ごとにデータを素早く書き換えることができる。
しかしこの数年、データベース技術者のあいだでは、カラム(列)フォーマットという新しい方式が持ち上がっている。カラムフォーマットではレポーティングなどのクエリ処理が高速になるという利点がある。
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そこで私たちは、両方のフォーマットを用いることにした。通常のローフォーマットと同じデータを、カラムフォーマットでメモリ内に持つのだ。
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そしてローフォーマットのデータが追加更新されると同時にカラムフォーマットのテーブルもアップデートされ、両者がつねに整合性が保たれるようにする。
カラムフォーマットのデータストア(カラムストア)をインメモリに持つことで、分析系のクエリ処理が100倍も高速になる。
【次ページ】カラムストアで1秒あたり数百万件もの処理
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