- 2013/07/10 掲載
BI・統計・創薬・CAEなどの解析ソフトウェア市場、ビッグデータ興隆で1千億円市場に(2/2)
統計に対する専門知識を持つユーザーにより活用される「統計解析ソフトウェア」は、これまで大きな需要変動にさらされずにきた市場でもあるが、ビッグデータによる予測分析への期待が増しており、今後の成長が期待できるという。しかし、フリーソフトの台頭や統計の専門家の不足などが市場拡大にとっての課題と指摘。今後は汎用的な統計解析ソフトウェアだけでなく、特定業種向けの応用ソフトウェアなどをベンダーが積極的に新製品を投入することで、市場拡大に繋がるとしている。
3.汎用数値解析ソフトウェア
また、ビッグデータ時代には、スマート化といわれる高度なセンシングネットワークを整えた社会基盤づくりが求められていくが、これらを実現していく段階において数値解析を活用した実用化の検証やシミュレーションなどが今まで以上に求められるようになると矢野経済研究所は予測。既存市場(製造業での制御システム設計など)も安定的で、汎用数値解析ソフトウェア分野は堅調に伸びるという。
4.応用数値解析ソフトウェア(IT創薬用)
IT創薬分野では、数値解析を活用し、分子シミュレーションを中心にした計算化学、ゲノム情報解析、たん白質の機能予測などが行われている。IT創薬では、薬品の研究開発に関わる大幅なコスト削減や、開発期間の短縮を実現するとともに、これまでになかった新しい薬品を生み出す可能性が期待されており、今後、急速に市場は拡大するという。
5.応用数値解析ソフトウェア(CAE)
CAEソフトウェアは、構造解析、流体解析などの機能を提供することにより製造業の設計作業を支援するソフトウェアだが、モデルベースデザインを採用する製造業が増えるなかで、重要性を増している。CAEソフトウェアは、歴史的には古く、すでに成熟期に入っているため、伸び率は高くはないが、今後も堅調に推移すると予測しているという。
調査期間は2013年1月から6月、国内解析ソフトウェアパッケージベンダーほかに専門研究員による直接面談、電話・e-mailによるヒアリング、ならびに文献調査併用して実施。本調査をまとめた「2013 解析・分析ソリューション市場の展望-ビッグデータ時代の注目市場-」は6月28日に発売される。
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