- 2013/05/30 掲載
日本IBM「IBM SPSS Analytic Server」発表、予測分析ソフトでのビッグデータ活用支援
今回発表された「IBM SPSS Analytic Server V1.0」は、SPSS ModelerとHadoopの間に導入することで、統合されたビッグデータの予測分析システムを実現するソフトウェア。SPSS Modelerを大規模データの並列処理を行うためのアプリケーション・フレームワークであるHadoop Map/Reduceに対応させ、そして、Hadoop分散ファイルシステム(HDFS:Hadoop Distributed File System)に直接アクセスし、Hadoop基盤上にあるデータの分析を実行できる。

「IBM SPSS Analytic Server V1.0」は、IBMの「IBM InfoSphere BigInsights」に加え、Cloudera、Hortonworks、およびオープンソースとして配布されているApache Hadoopなど、主要なHadoopソフトウェアに対応している。
SPSS ModelerとHadoopとの連携は、本製品に実装されている、IBMが独自に研究開発した分析アルゴリズムのためのインターフェース(Analytic Framework)で自動的に処理される。
複雑なHadoopの知識やスキルがなくても、SPSS Modelerの画面上からの操作のみで、予測分析への大規模データの活用が可能になるという。さらに、Hadoopに対して、データの加工やサンプリング、分析結果の書き込みなども行うことができるという。
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