- 2009/04/06 掲載
【市場調査】中堅中小企業のIT投資動向 IT活用で「売上拡大」に期待
IT投資の重点分野では、従来から継続投資されてきた「セキュリティ強化」「コンプライアンス対応」に関連した項目も2009年度以降は減速傾向にある。「ネットワーク/施設/ハードのセキュリティ強化」では、2008年度の回答率が42.8%だったのに対し、2009年度は28.3%と他の項目に比べて高いものの大幅に減少しているという。
一方で、「市場分析」および「製品/サービス開発支援」といった戦略的な投資項目は、2009年度以降も堅調に推移。「市場分析」では、2008年の回答率が6.3%に対し、2009年は8.6%に増加している。また、中堅中小企業の抱える経営課題としては、「売上拡大」が最も高く54.3%となっている。既に経費削減は実施していることが背景にあるという。さらに、IT活用によって効果が期待できる経営課題としても、「売上拡大」が27.4%と比較的高い結果となった。
同社ITスペンディングマーケットアナリスト 市村仁氏は、「ITベンダーは、中堅中小企業に対して売上拡大といった経営課題に即したソリューションの提供こそが重要」だと語る。
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