- 2025/04/27 掲載
1人の個人事業主を「業界の革命児」に変えた「認知科学コーチ」のサポートとは
人間の脳は「信じていること」しかインプットできない
あなたの人生は、あなたのこれまでの選択・行動によって創られてきました。そして、その選択・行動は、あなたの信念、無意識の部分を変えない限り、今後も変わることはありません。
なぜかというと、あなたの脳幹にあるRASが、今のあなた自身が重要視している情報を自動で選び、インプットするからです。
外界からの情報をすべて取り入れると、情報量が多すぎて脳はパンクしてしまいます。
そこでRASが取捨選択のフィルターとなって、取り入れるべきか否かの判断を行っています。
つまり、人間の脳は無意識的に自分にとって重要だと信じていることしか、インプットできない構造になっているわけです。
同じ光景を前にしている人が2人いたとしても、それぞれが自分の見たいものだけを見ているわけですから、まったく異なる光景がそれぞれの目に映っているのです。
物事に対する好き嫌いや重要度が、人それぞれ違うワケ
では、RASはどのような基準で情報を取捨選択しているのでしょうか?それは、あなたの無意識の中にある重要関数によってです。
たとえば、あなたに「テーブルの上にある、飲みかけのウーロン茶とあなたのスマホ。どちらが大事ですか?」と聞いたら、おそらくあなたは「スマホ」と答えるでしょう。
そして「両親とイヤホンとシャーペン、どれが一番大事ですか?」と聞いたら、「一番は両親」と答えるでしょう。
この物事の順位づけは、あなたの信念の中にある重要関数によって決まっています。
人それぞれ、物事に対する好き嫌いや重要度は異なりますが、その人なりの重要関数を持っているのです。
たとえば、あなたが駅から家まで歩いて帰るときに、数十人の人とすれ違うとします。
そのすれ違った人の顔や持ち物は情報として目から入ってきていますが、その中であなたの意識に上がってくる顔や持ち物は、あなたの無意識の中の基準に引っかかったものだけなのです。
余談ですが、重要関数の概念を超えた人物が過去にいました。
それが釈迦(お釈迦様)です。
釈迦の場合は重要関数がすべて同じ、すべてが同じ重要度、つまり、すべてが見えているし、聞こえているという状態です。
家族も、他人も、嫌がらせをしてくる人も、犬も、猫も、木々も、風も、糞尿も……万物はすべて等しく重要と捉えているのが、釈迦です。
このような境地を「悟り」と呼ぶ(宗教や考え方によって異なる)のですが、そんな境地に到達できる人は、歴史上でもほんの一握りです。
つまり大半の人が、それぞれの重要関数で世界を捉えて生きてきた、そして生きているということになります。
そして、認知科学のコーチングで今の生き方の外側にGOALを設定するのは、あなたの重要関数を変えることが1つの目的なのです。 【次ページ】認知を変えるサポートは、知識を持つコーチだけができる
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