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- 2023/09/22 掲載
管理職にしたら活躍する人の条件「5カ条」、「向かない人」との差はどこにある?
管理職にすべきではない人「5つの特徴」
チームとして結果を残しつつメンバーを成長させる。これが管理職の役割であるという視点に立ったとき、管理職にすべきでない人の特徴は全部で5つあります。1つ目は感情を表に出す人。たとえば、大声で部下を怒鳴ったり叱責(しっせき)したりする管理職は最悪であり、部下に不必要なストレスを与える元凶です。このような指導はパワーハラスメント以外の何物でもなく、社員がどんどん離職してしまいます。
そもそも、感情的な指導には再現性がないのです。同様の理由から、情熱的なリーダータイプの社員も注意が必要です。
情熱的な人は「理想の上司」と見なされがちであり、実際そんな管理職の下でチームがうまくまとまるケースもありますが、その管理職がチームや会社を離れる決断をした際、メンバーが「あの人がいないなら辞めます」と後をついていってしまう恐れもあります。組織としては大きなリスクです。
見失ってはいけない、管理職の“役目”
2つ目は、うそをついたり事実をごまかしたりする人です。これに関しては詳しい説明は不要でしょう。あえて理由を説明するならば、経営層が指示や命令を正しく現場に伝えられなくなりますし、現場の情報収集も満足にできず組織が機能不全に陥るからです。3つ目の特徴は、人の成長に興味がない人。プレーヤーとしては優秀でも、自分の知識や経験を伝えようとせず、部下を導こうとしない人に管理職は無理です。そのような人は、チームの成績が振るわなかったとき、それを部下のせいにする傾向があります。
「私は過去最高の売り上げだったのですが、部下の出来が悪くて、今回はダメでした。しっかり教えているつもりなのですが……」
こんなものは言い訳に過ぎません。部下の育成をしながらチームの目標をクリアするのが管理職の役目だからです。 【次ページ】管理職にしたら活躍する人の条件「5カ条」、管理職の選び方
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