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“過去最高”売上の要因とは?
さらには、ECといったD2Cも奏功している。B2Cの卸売りから、D2C(Direct to Consumer)によるダイレクト販売の比率を高めており、アフターコロナのインバウンド需要も含め、今期はECが大きく伸びた。数年前までは10%ほどしかなかったD2Cの比率は全体の35%にまで伸長。D2Cは粗利が大きいため、利益も順調に伸びているという。常務執行役員 CDO・CIOを務める富永 満之氏は好業績の要因についてこう語る。
「D2Cなどを支えてきたのがDXであり、今期は本格的なデジタルへの取り組みが効果として表れ始めたと思います。投資であれば、データ活用などで見える化を進め、どのような分野に投資し、人的リソースを集中すべきか、ということをしっかり計画した上で実行・レビューできるような体制を整えました。こうした努力を4~5年間ずっと積み重ねてきた結果だと思います」
ではアシックスは具体的にどのようなDXに取り組んできたのだろうか。ここからは、DXの本来の趣旨でもある価値創出と業績向上につながるDXの秘密に迫る。
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・ERP統合という「超・一大プロジェクト」の全貌
・“過去”と“現在”でまったく違う「デジタル戦略」
・なぜ開発「内製化」?「外注」との違いとは
・DXを成功させる「2つのポイント」
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