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ゲーム、音楽、映画といったエンタテインメントやエンタテインメント・テクノロジー&サービス、半導体、金融まで、さまざまな分野で世界的に事業を展開するソニーグループ。同社はその価値の根底にある「技術」をより強固に支えるため、設計・開発領域のDXを推進した。メカエンジニアの生産性を約25%以上向上した次世代CADへの移行など、紆余曲折があった変革の詳細について、ソニー インキュベーションセンター XR技術開発部門 部門長 / ソニーグループ メカ戦略コミッティ 領域代表の天辰 誠也氏が明かした。
ソニーが抱えていた「2つの課題」
しかし天辰 誠也氏によると、以前の同社は大きく2つの課題を抱えていたという。1つは、数多くのビジネスユニットで重複した技術開発を行っている例があったこと。もう1つは、分社化が進みグループ横串での人材交流の機会が減っていたことだ。
多様な人材の交流こそが新しいクリエイティビティを生み出し、技術を進化させる。そこで、会社の仕組みとして組織の垣根を越えた技術戦略や人材交流に取り組む必要性をトップマネジメントに提案し、2012年、「メカ戦略コミッティ」が発足した。
「メカ戦略コミッティには、各事業でメカの技術を深く理解している技術者が集まっています。設計者だけではなく、R&Dや生産管理、インダストリアルデザインなど、さまざまな専門性を持ったメンバーも参加しています。このような多様なメンバーの横のつながりにより、さまざまな新しい技術とイノベーションが生まれると自負しています」(天辰氏)
ソニーグループでは現在、メカ戦略コミッティからはじまった技術戦略コミッティが11領域にまで拡大している。天辰氏は具体的に、技術開発や人材育成の成果、そしてメカエンジニアの生産性を約25%以上向上した設計DXの取り組みについて明かした。
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・フェーズを3つに区切って設計DXを断行、進化の遅れを取り戻す
・全社プロジェクトとして次世代CADへ移行、生産性が約25%向上
・新たな「持続的KANDO創出」にリソースを充てる
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