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- 2020/01/20 掲載
田端信太郎:残業するうえで一番ダサいのは「○○だから帰らない」だ
イケてる残業とダサい残業
そう思った矢先、上司に仕事を頼まれました。どうすべきでしょうか?
まずやることは、仕事の内容と締め切りを聞くことです。「何のために」「いつまでに」「何を、どうしたらいいか」をおさえる。そのうえで今日残ってまでやらなくていいのであれば、元の予定を優先させればいいでしょう。
反射的に「うわ、残業かよ」と思うのではなく、そこで聞く勇気を持つべきです。聞かれた上司側には、仕事の目的、納期と満たすべき品質についての説明責任があります。そこでろくに説明せずに「うるせえ、四の五の言わずにさっさとやっとけ」というのは上司のほうに問題があります。
そういう上司に当たった場合はどうすべきか。「とにかく帰らせてください! 定時も過ぎてます!」とごり押しすると、評価が下がるだけです。
理想は「今日は帰らせてください。ただ、ちゃんと締め切りまでには仕上げます」とハッキリ言うことです。自分の主張を通しながらも任務を遂行するという態度は「基本姿勢」です。
「目的、制約条件、締め切り」は仕事の3点セットです。ここをきちっとおさえる。それが自分の都合を優先させても実現できるのであれば、プライベートを犠牲にする必要はありません。
自分なりのワークライフバランスを決める
「そんなのはきれいごとだ」という人もいるかもしれません。もちろん、プライベートの予定なんか全部すっ飛ばして、現場に張り付いていないといけないような状況もたまにあります。ぼくがいた職場でも「明日までにこれやって」という残業が、急に夕方降ってくることが多くありました。そういうときは仕方ない、としか言いようがありません。つまりは、自分なりのワークライフバランスを決めることです。どのくらいの仕事量がいいのか? 9時17時でいいのか? どれくらい給料がほしいのか? 仕事を通じて上に行きたいのか? 自分の人生設計、キャリア志向も踏まえて決めることがまず第一です。
ただし、頭脳労働、知識労働が恐ろしいのは、どこまでやっても永遠に終わりがこないところです。「もうちょっとよくできる」と思うと、永遠に仕事が続いてしまう。
だから、必ずどこかで線を引かないといけません。そのひとつの目安が「定時」なのですが、これも悩ましい話です。たとえば本づくりにおいても「もうすぐ締め切りだから、こんな感じでいいや」とやっつけ仕事をありにするのかどうか? もちろん、それでも売れる本はできるかもしれません。でもやはり、こだわりたい場面というのは出てくるでしょう。
【次ページ】一番ダサいのは「周りが帰ってないから帰らない」
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