• 2017/11/22 掲載

働き方改革で従業員の半数が「満足できない」理由、効果実感のポイントとは

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)が2017年6~7月に実施した上場企業を中心とする238社を対象にした調査では、「働き方改革」に関して従業員の約半数が「満足できない」と回答している。同社では、働き方改革を単なる長時間労働是正だけでなく、「生産性の向上とエンプロイー・エクスペリエンス(従業員が企業や組織の中で体験する経験価値)の改善」と定義しているが、どのような改善なら「効果を実感」してもらえるのか。
photo
働き方改革はどの程度進んでいるのか
(© hideyuki suzuki – Fotolia)


働き方改革の実施企業は2015年から倍増、従業員の健康や満足度を重視

 働き方改革の取り組み状況についての質問では、「推進中」が63%、「すでに実施した」が10%で、その合計は73%と2013年(30%)、2015年(34%)から倍増した(図1)。

画像
図1:働き方改革の取り組み状況
(出典:デロイトトーマツ報道発表)



 改革の目的についての質問では、「生産性の向上」が87%と最も多く、「従業員の心身の健康の向上」(76%)、「従業員満足度の向上」(74%)と続いた。

 企業の生産性だけでなく、”従業員体験(エンプロイー・エクスペリエンス)”の視点から改革を志向する傾向が表れたとしている(図2)。

画像
図2:働き方改革の目的
(出典:デロイトトーマツ報道発表)



約半数が働き方改革の効果を感じるも、44%は従業員の満足を得られず

 働き方改革の効果に関する質問では、約半数の49%が「効果が感じられた」と回答している。

 しかし、内訳を見ると「効果が感じられ、従業員の満足も得られた」(28%)、「効果が感じられたが、従業員の満足は得られなかった」(21%)、「あまり効果が感じられず、従業員の満足も得られなかった」(22%)、「全く効果が感じられず、従業員の満足も得られなかった」(1%)と、従業員の満足を得られなかった企業は44%にのぼる(図3)。

画像
図3:働き方改革の効果
(出典:デロイトトーマツ報道発表)



【次ページ】なぜ「働き方改革」の成果に満足できないのか
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます