- 2016/04/18 掲載
カルビー、SAP HANA対応ERPで基幹システムを刷新 アドオンを98%削減
そのカルビーが10年以上にわたり活用していたSAPの基幹システムは、自社仕様のカスタマイズや5,000にもおよぶアドオンプログラムが組み込まれ、非常に複雑化していたという。
新たな経営理念を実現するためには、業務のシンプル化や効率化を支えるIT基盤の見直しが必要と判断し、2013年秋ごろから基幹システムの刷新の検討を開始した。
複数社の製品を検討した結果、SAP HANAの持つスピード、安定性、世界的に多くの実績を持つ点などを評価し、2014年9月に「SAP Business Suite powered by SAP HANA」の採用を決定した。
システムの構築は、アドオンプログラムを徹底的に減らすという方針のもと進められ、最終的に98%のアドオンプログラムを削減することができた。
また、従来は、業務に必要なさまざまなレポートの抽出にも時間を要していたが、SAP HANAをベースにしたシステムにしたことで、大幅なスピードアップを実現し、経営判断のスピード向上や徹底的な業務のシンプル化につながっているという。
新システムは、2016年1月より本格稼働を開始している。
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