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- 2015/09/29 掲載
若手インド女性ITコンサルタントの日常に密着
インドIT最新事情
インドIT業界の日常拝見
マニの午前中
6:30 a.m. 起床。朝から早くも頭の中は仕事のことでいっぱいだ。近くの公園を散歩した後、フィットネスセンターでエアロビとヨガ。心身の健康維持には欠かせない日課だ。8:15 a.m. フィットネスセンターを出ていったん歩いて帰宅、朝のリラックスタイム。今日の仕事につき思いを巡らせる。いくつかアイデアが浮かんだようだ。
9:00 a.m. 出勤。まずはメールをチェックし、前日からの状況フォローと最新ニュースの確認。クライアントの業況や商品・サービス、あるいは業界一般に関する日々の動向は、必ず記録に残すようにしている。その場で朝食。マフィン、カップケーキをお茶で流し込むのが常だが、フルーツがつくこともある。
9:30 a.m. オフィスのミーティングルームで、クライアント業界で5年のキャリアを持つ同僚から、販売リソース最適化モデルの案件につき経験をシェアしてもらう。今日午後4時から、クライアントのオフィスでプレゼンがあるのだ。今後のソフトウェア発売には、クライアントの販売リソースの分析が必要だ。ソフトウェアの新発売をどの客層・地域に向けて行うかをモデルとして示さなければならない。解決すべき課題は数多いが、マニのチームは、クライアントや外部の状況変化にも機敏に対応しつつ、ソフトウェア新発売の成功に向け徐々にアイデアを練り上げてゆく。
10:00 a.m. ミーティングはお開きとなり、同僚は、ソフトウェア発売に際してマニが作ったモデルの修正にとりかかる。マニは4時のプレゼンで使う資料を点検する。新発売の期日が迫る中、クライアントが出す様々な提案をどのように整理してまとめるか、ずっと頭を悩ませてきたのだが、ここでマニは、朝の散歩で浮かんだアイデアを資料に落とし込みはじめた。紙に下書きした後で、3枚の PowerPoint 資料を作成、上司経由で同僚たちに送付し意見をきくことにした。
12:00 a.m. 自席を立ってコートを羽織り、エレベータホールで上司と待ち合わせる。ランチ兼近況報告だ。上司の話によれば、今回の案件は難度が高く、会社としてもマニが難なくこなせるレベルの上を行く案件だと認識しているようだという。上司は全面的にサポートしてくれており、人格者の上司を改めてありがたく思う。マニからは、チームの仕事ぶりに対する思いとクライアントに対する今後の戦略について話をする。さらに、マニ自身のこれからのキャリアプランにも話題が及んだ。オフィス移転計画が進行中で、移転後はどこでランチをすればいいかという話もした。
1:00 p.m. 再び自席に戻る。ランチ前に同僚たちに求めた意見が早速メールで返ってきていた。資料で示されていた売上見込み、およびモデルそのものを修正する提案だ。提案を点検し、必要な個所を修正した後で上司とプロジェクトパートナーに送付した。
【次ページ】 マニ、午後はますます忙しく
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