0
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
データ・フェデレーション製品市場は、2013年度に42.2%増と急拡大し、2014年度は53.1%増とさらなる高成長になることがわかった。データ・フェデレーションとは社内に分散したさまざまなデータを仮想的に統合し、システム内のデータの可視化を実現する製品のこと。複数の異なるデータベースから、物理的なデータの所在や構造を意識することなく、必要データを取得することを可能とする。
2013年度のデータ・フェデレーション市場は前年度比42.2%増と高成長、2014年度は53.1%増とさらなる拡大に
データ・フェデレーションは、社内に分散したさまざまなデータを仮想的に統合し、システム内のデータの可視化を実現する製品のこと。複数の異なるデータベースから、物理的なデータの所在や構造を意識することなく、必要データを取得することを可能とする。
異なるベンダーや異なる形式によるマルチデータソースの拡大と、それらデータの横ぐしでの分析ニーズの高まりが背景にある。
ITRの調査によると、国内市場の2013年度の売上金額は6億4,000万円、前年度比42.2%増と大きな伸びとなった。2014年度も同53.1%増と引き続き大きな伸びを見込んでいるという。
市場規模はまだそれほど大きくはないものの、市場の知名度は着実に高まりつつあり、今後の市場拡大が予想されることから、2013年度から2018年度までの年平均成長率(CAGR)は34.3%と高い伸びを予測した。
ITRでは、データ・フェデレーションをはじめ、RDBMS、DBMSアプライアンス、Hadoopディストリビューション、データ分析/レポーティング、データウェアハウス(DWH)用DBMS、データ・マイニング、テキスト・マイニング、ETL、データ・クレンジングの全10分野を対象に、国内41ベンダーへの調査に基づく市場動向と分析をまとめた市場調査レポート「ITR Market View:DBMS/BI市場2015」を発刊した。本レポートの主なトピックは以下の通り。
RDBMS | 2013年度は製品売上げでマイクロソフトがトップシェア、保守を含む市場ではオラクルが高いシェアを維持 |
DBMSアプライアンス | オラクルの高成長が牽引し、2013年度市場は9.8%増、2014年度はさらなる拡大に |
Hadoopディストリビューション | 2013年度市場は6倍と急拡大、2014年度も3倍と大幅な伸びを維持 |
データ分析/レポーティング | 2013年度市場は7.3%増と堅調な伸び、2014年度も同等の伸びに |
DWH用DBMS | 2013年度市場は4.5%増とやや低成長、2014年度は15.4%増の高成長に |
データ・マイニング | IBMが高いシェアを維持、市場は2013年度6.4%増、2014年度は9.7%増と高い伸びに |
テキスト・マイニング | 利用用途の拡大で2013年度14.9%増、2014年度も13.6%増と高成長を維持 |
ETL | 2013年度市場は堅調に推移、IBMとインフォマティカによるトップ争いが激化 |
データ・クレンジング | 2013年度市場は10.2%と好調な伸び、2014年度はさらなる拡大に |
データ・フェデレーション | 2013年度市場は42.2%増と急拡大、2014年度は53.1%増とさらなる高成長に |
評価する
いいね!でぜひ著者を応援してください
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
関連タグ