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- 2014/12/05 掲載
発明王エジソンとフォード一世が取り組んでいた電気自動車は100年を経て現実のものに
急拡大するEV、ソーラーパネルをルーフに配置したエコカーも提案
「Telematics Japan 2014(主催:Telematics Update)」に登壇した米フォード・モーターマイク・ケンスキー氏は、次世代自動車技術に関する3つの最新トレンドを中心に、フォードが取組む次世代自動車の開発状況について語った。マイク氏は冒頭、同社の電気自動車(以下、EV)の開発の歴史についてひも解いた。実は、フォードがEVに取り組んだのは1900年代初頭の黎明期まで遡る。マイク氏は「発明王のトーマス・エジソンは、創業者であるヘンリー・フォード一世と時代をともにした良き友人であった。当時から彼らはEVについて話し合い、1914年にはEVに関する共同実験を行っていたほどだ」と説明する。
現在、電気代はガソリン代の4分の1まで下落しており「機が熟してきた」。「実際に電気モータも格段に効率的になり、エンジン部もダウンサイジング化された。より小型のガソリンエンジンがハイブリッドカーにも搭載されている。渋滞中はエンジンを止めたり、アイドリング状態が多いため、諸条件を鑑みれば電気利用のほうがコスト的に安くつく」(マイク氏)。
また新たに使えるようになったコンシューマ・プロダクト(モビリティ)やインフラも追い風になっている。EVのコネクション・ポイントも標準化され、各メーカーで同一のチャージャを共用できる状況だ。
さらに米国では最近、主要分野においてスマートメータの普及が広がり、電気代も利用時間帯によってプライシングすることで、コストを抑えられる状況だ。このような周辺環境の整備も次世代自動車の普及要因になっている。EV用のチャージステーションについては、全米で現在2万ヵ所まで広がりをみせているそうだ。
【次ページ】ソーラーパネルをクルマの屋根に配置!?
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