• 2014/08/12 掲載

NEC、GoogleやKDDIなど参画の光海底ケーブルプロジェクト「FASTER」受注

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NECは11日、日米を結ぶ大容量光海底ケーブル敷設プロジェクト「FASTER」を単独で受注したことを発表した。
 光海底ケーブルプロジェクト「FASTER」は、日本のKDDI、アメリカのGoogle、シンガポールのSingTelなど6社が投資するプロジェクトで、総建設費は約3億米ドル。今回のNECの発表は、日米間を結ぶ海底ケーブル敷設を、6社からなるコンソーシアムから同社が単独で受注したというものだ。

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光海底ケーブル「FASTER」ルート図

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 NECが受注したのは、米国西海岸と日本の千葉県千倉、三重県志摩の2カ所を結ぶ総延長約9000キロの海底ケーブル。初期設計容量として毎秒60テラビットまでの伝送が可能だという。

 「FASTER」で敷設されるケーブルは、千倉で2013年6月より稼働している日本と東南アジアを結ぶSJCケーブルをはじめとするアジア近隣諸国の海底ケーブルと接続され、アジアとアメリカ間の通信需要に対応していくという。

 NECは、日米横断ケーブルとして2010年に敷設されたUnity海底ケーブルを構築した実績を有するなど、日本のトップベンダー。海底ケーブルシステム構築の世界シェアは、フランスのアルカテル・ルーセント、米タイコ、NECの3社で市場全体の8割を占めている。

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