• 2013/10/28 掲載

日立製作所と乃村工芸社、ビックデータを活用した空間デザイン基盤開発で協業

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乃村工芸社と日立製作所は25日、空間の価値を定量評価する「空間データ・マネジメント・プラットフォーム(仮称)」の開発および活用に関して協業することを発表した。
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空間データ・マネジメント・プラットフォーム(仮称)の活用例
 乃村工芸社は、公共・商業施設、ワークプレイスの空間をデザインする事業を行っている企業だ。日立は、人間行動の測定を可能とするセンサー技術、人間行動のモデリング・解析技術、およびITプラットフォーム技術を持ち、人の状態や行動に関するビッグデータ(ヒューマンビッグデータ)の利活用を企業に対して推進してきた。

 今回の協業は、乃村工芸社が現在提供している空間デザインのノウハウと、日立の人間行動分析などの技術、ITサービスやプラットフォーム製品などの知見を融合させ、空間価値を定量評価するためのデータベースとなる空間データ・マネジメント・プラットフォーム(仮称)を開発するものとなる。

 このプラットフォーム開発により、人と空間の関係を測定し得られた情報をフィードバックしていくことで、商業空間の人の流れを反映した店舗空間作りへと活用したり、ビル内での人の流れを反映した設備の制御をすることで省エネルギーを実現できるという。

 日立は今後、本プロジェクトによる成果の提供をはじめ、ビッグデータ利活用事業を積極的に推進し、2015年度に事業全体で売上高1,500億円をめざす。

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