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  • 2011/11/29 掲載

経営管理メソッド「ルールマップ」の効用とは(1)

会社・組織の経営管理にすぐ役立つ

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本連載では、会社・組織の内部管理体制の向上に役立つ経営管理メソッド「ルールマップ」を、導入実例を踏まえつつ紹介していく。この「ルールマップ」、思い切って要約すると、規程・マニュアル類の整備および体系化といえる。「ルールマップ」をうまく導入することにより、業務分掌・権限委譲・意思決定といった会社・組織のガバナンスの要素にひそむ課題ひとつひとつの改善を、より具体化させることができる。

現場の声、声、声「FYG」

 「うちのBCPってどうなっているの」「また窓販保険商品が増えたよ。注意事項だらけでもうついていけない」「中途入社で、社内の基本的な規程・マニュアルは見とくように言われたけど、どこを見たらいいの」
規程・マニュアルを守る側の、不満・要望・疑問。まだまだこんなものではないだろう。
 一方、規程・マニュアルを守らせる側からも。
「こういうとき、部下にどう説明したらいいのかわからない」「新規商品の取扱要領について一からマニュアルを作らないと。マニュアルの決裁権限は誰にあるの」「おいおい、それより、それって誰に聞けばいいの」

 さて、早速だがここで大事なことがひとつ。それは、こうした不満・要望・疑問(以下、それぞれの頭文字で「FYG」)はすべてもっともだということだ。みんなそれぞれの立場で妥当なFYGを述べている。上の例「マニュアルの決裁権限って誰に聞けばいいの」という疑問に対しては、「そんなの決裁権限規程に書いてあるから、よく見なよ」で片づけてしまい、疑問に思うこと自体間違っているという捉え方をされがち。そうではなく、決裁権限規程の実務への援用に問題があると認識し、内部管理の向上へとつなげるべきである。
 できる限り多くの人、多様な部署から現場の声FYGを集めること。これが、ルールマップ導入の第一歩となる。

ルールマップ導入の第一歩
・FYGの収集
・収集されたFYGは、すべてもっとも

 実際に、当方がルールマップ導入を手がけたある金融機関での、社内の規程・マニュアルに関するさまざまなFYGの一部を、以下に紹介する。みなさんの会社・組織に思い当たる点はあるだろうか。



 さて、集まったFYG。どう取り扱えばよいだろうか。結論を言ってしまうと、ルールマップで改善が見込めそうなFYGとそうでないFYGにグルーピングするのである。
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