ソフトバンクテレコムと韓国KT社が合弁会社設立、データセンタ/クラウド事業展開へ

　ソフトバンクテレコムと韓国通信事業者大手であるKT Corporation（以下、KT社）は、戦略的提携を行い、合弁会社「ktSB Data Services（仮称）」を韓国に設立することで合意した。合弁会社の資本構成は、KT社 51％、ソフトバンクテレコム 49％となっている。

　「ktSB Data Services（仮称）」は、データセンタサービスおよびクラウドコンピューティングサービスを、日本および韓国国内の企業向けに提供することを目的とした合弁会社。2011年9月に設立され、データセンタのオペレーションを中心とした事業を開始する。

　今回の発表によると、「ktSB Data Services（仮称）」は、日本から近く、低廉かつ安定した電力が供給される韓国釜山に2011年10月に新たなデータセンタを設立し、日本と同等の品質でデータセンタサービスを提供することで、東日本大震災後のデータセンタ需要の増加に応えるほか、国内広域災害に対するバックアップ体制を強化し、企業の事業継続および産業復興を支援する方針だ。

　合弁会社設立に先立ち、ソフトバンクテレコムは7月からKT社との協業によるデータセンタサービスの提供を開始する。