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- 2011/04/04 掲載
クラウドサービス市場調査:国内市場は2015年に4.3倍、PaaSはさらに成長
2010年の国内クラウドサービス市場は、多くの事業者から本格的にサービスが提供されるようになった。クラウドサービスが持つ経済性と迅速性が評価され、コラボレーティブアプリケーション(電子メール、グループウェア、情報共有)や、ソーシャルアプリケーションの稼働基盤として採用される事例が多く見られたという。
現在、国内クラウドサービス市場ではユーザーの企業規模、業種、システム領域ごとにクラウドを選択する「クラウドの適材適所」の考え方が浸透。クラウドの適材適所は、画一的なクラウドの定義(ビジネスモデルや技術)に固執するのではなく、多様なクラウドが持つ、それぞれの優位性や課題を明らかにする効果がある。
IDCでは、このことはクラウドが本格的に発展する重要な基礎となっていると指摘。「クラウドは急速にバズワード(流行語)としての役割を終え、当然かつ必然なビジネスモデルとしてIT市場に定着する」という。
国内クラウドサービス市場は本格的な発展/拡大期を迎えている。同市場は、市場規模の拡大に伴い、2011年をピークとして前年比成長率は低下していくものの高い成長を継続。国内クラウドサービス市場は、2010年~2015年の年間平均成長率(CAGR: Compound Annual Growth Rate)は33.8%で推移し、2015年の市場規模は1,947億円になるとIDCは予測する。
なかでも、プラットフォームサービス(PaaS: Platform as a Service)の成長は著しく、2015年の国内PaaS市場規模は2010年比6.7倍の699億円に達するとIDCは予測している(図1)。
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