- 2010/11/05 掲載
新日鉄ソリューションズと東芝ソリューション、金融機関向けソリューションで協業 新自己資本規制「バーゼル3」見据える
今後両社は、新日鉄ソリューションズの統合リスク/収益管理ソリューション「BancWare Convergence」や「MarketQuants」と、東芝ソリューションのオペレーショナル・リスク管理ソリューション「QualityGymシリーズ」の連携を行うとともに、マーケティングやコンサルティング、構築・保守などの各種サービスでも協業していくという。
主要国の金融監督当局で構成するバーゼル銀行監督委員会は、2007年3月末に定められたバーゼル2(BaselⅡ)で金融機関に新たに資本賦課の対象となるオペレーショナルリスクの管理を求められていた。さらに、2012年末からは、新自己資本規制(バーゼル3)が段階的に導入される見通しで、自己資本の質と量の見直しを柱にして、リスク資産の管理強化を義務づける流れになりつつある。
新日鉄ソリューションズと東芝ソリューションでは、こうした動きを見越して、金融機関に「3つ(リスク・コスト・顧客満足)の最適化」と「収益性・健全性の向上」を提案していくという。
具体的には双方のソリューション間でDB統合、データ連携やアプリ連携、プラットフォームの共有、保守・運用のワークフローなどを検討していく。

今後両社では主に地方銀行・信用金庫への提案を進め、今後3年間でそれぞれ20金融機関からの受注を目指す。
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