- 2010/08/18 掲載
米デュポン、中国化工の子会社Chenguangとフッ素ゴム合弁会社を設立
この合弁会社は、正式契約の締結および適切な政府認可の取得をもって、上海に新しく建設するプリコンパウンド工場も含め、2011年後半から事業を開始する予定。
今回の合弁事業により、デュポンが持つフッ素ゴム技術と世界規模のネットワーク、バイトンというブランドと、Chenguangの一貫した生産体制と強力な存在感を結合させ、新たな顧客サービス力を生み出すという。
「今回の投資により、デュポンは急成長を遂げているフッ素ゴム需要に対する供給能力を向上させるとともに、中国および世界各地の顧客に向け、業界最高レベルの製品および技術ベースのソリューションを提供することが可能となります」(パフォーマンスポリマー事業部統括責任者ダイアン・グーリャス氏)
「Chenguangは中国のフッ素ゴム市場をリードする地位を確立しており、今回の合弁事業は当社の能力と技術力をさらに強化させるとともに デュポンとChemChinaの将来の協力のための成功モデルとなるでしょう」(ChemChina副社長のXiao Sen Fan (范小森)氏)
国有企業で化学工業大手の中国化工は、オーストラリアのエチレンメーカーQenos社の買収、ならびにメチオニンメーカー仏Adisseo社を買収するなど、化学市場で急速に存在感を高めている。世界規模の企業とのパートナーシップを通じた業界最高レベルのソリューションを開発することは、中国化工およびChenguangにとって重要な戦略と位置付けている。
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