特別パネル:日本のものづくり復権にむけて
製造業のAI活用&DX推進をどうすすめるか?
講演内容
日本の製造業の地盤沈下が叫ばれて久しく、グローバルでの日本のものづくりのプレゼンスは低下の一途をたどっています。日本企業はたしかな技術力をもちつつ、デジタル戦略で海外のグローバル企業の遅れをとっているとも言われ、「デジタル敗戦」といったワードも聞かれるようになりました。日本のものづくり復権に向けて、製造業がAIデータドリブンなビジネスに転換するには何が必要でしょうか?また世界レベルでの競争力をつけるために、AI活用やDX推進をどのように進めるべきでしょうか?本パネルでは日頃AI活用やDX推進をリードされている識者の皆様にお集まりいただき、製造業のAI&DX活用について議論いただき
ます。
登壇者
株式会社カクシン
CRO/エバンジェリスト
天野 眞也 氏
Profile
1992年、キーエンスに新卒一期生として入社。工場の自動化に関わるセンサやカメラの提案に従事し、入社1年目で同期の中で営業ランキング1位、入社2年目以降もランキング上位の実績をあげ、グループ責任者、営業所長を経て社長直轄の海外営業・重点顧客プロジェクトの初代リーダーに抜擢。売上数百億円から二千億円の企業へと成長するまでの期間、営業として第一線でけん引する。キーエンスで築き上げた自動車・食品・半導体などのあらゆる業界の生産現場を見てきた経験と、顧客と共に海外を含む新工場プロジェクトを成功に導いてきた実績を基に、2010年に起業。自身の手がけるYouTubeチャンネルは登録者数9万人を超え、延べ再生数は1000万回に迫る
三菱重工業株式会社
デジタルイノベーション本部
DI戦略企画部
苑田 義明 氏
Profile
1989年、九州大学大学院工学研究科修了、同年三菱重工業株式会社入社。以来35年にわたり発電プラントや航空機など700を超える同社製品のIT面での革新に従事。2012年より、ものづくりのデータ相互運用性標準を所掌する産業データ委員会ISO/TC 184/SC 4やオントロジー委員会IEC/TC 3/SC 3Dをはじめ、その他関連国際委員会のdeputy convenor, project leaderやexpertを務めるとともに、同社における標準専門組織の立ち上げと標準化人材育成を通じ、ルールメーカへの組織変革・意識改革に取り組み中。また政府各種諮問委員会や経団連国際標準戦略部会に関与するなど、ひきつづきルール優位性戦略を通じた日本のものづくりの国際競争力強化に尽力している。2022年度産業標準化事業表彰(経済産業大臣表彰)、2023年 (一財)エンジニアリング協会功労賞。趣味は東洋思想の探求とセーリング(TOKYO2020セーリング競技NTO)。座右の銘は縁尋機妙多逢聖因。
株式会社ブーステック
ものづくり太郎の弟子
千葉 伶子 氏
Profile
2022年よりものづくり太郎のもとで、秘書業務、人事、イベント運営、動画編集、レポート作成など幅広い業務に携わる。
国内の工場をはじめ、欧州や米国の視察にも同行し、BMW、SIEMENS、ダッソーシステムズ、AWS、Microsoft等を訪問。製造業の最先端情報を収集し、分析、発信している。
製造業の魅力をより多くの人に伝え、発展に貢献したい。