- 会員限定
- 2025/01/22 掲載
ユニクロやチョコザップを「爆速成長」させた「弱みの価値」、短所を長所にする方法
「弱点を強み」にした美容ライター
これはある美容ライターさんのストーリーです。美容ライターとは、女性誌や美容雑誌などで、化粧品の紹介やレビュー、メイク術などの原稿を書くライターのことです。色々な化粧品を実際に自分で試してみて、記事を書くことが日常です。しかし、ある美容ライターを志した女性は、敏感肌に悩んでいました。化粧品を使っては落とし、また使うということをくり返しているうちに、肌荒れがひどくなって、仕事にも支障を来してしまったのだそうです。
自分には向いていないのではないかと、美容ライターの道をあきらめかけていたのですが、ある記事が思わぬ反響を呼びます。それは、「敏感肌の自分にもとても良かった」というある化粧品の紹介記事。同じく敏感肌で悩んでいる読者から、多くの感謝の声が届いたのです。
そこから彼女は、「敏感肌の美容ライター」というキャッチフレーズで仕事をしていきます。自分が試して問題なかったことを記事に書き添えていくことで、オンリーワンのポジションを築いていけたというのです。
敏感肌という、美容ライターにとっては弱点だと思い込んでいた部分が、実は武器だったわけですね。むしろ、敏感肌の人のための記事を書くのが得意だったとも言えます。自分の持つ他の美容ライターとの違いを生かし、価値化を実現した良いエピソードだと思います。
このように「誰のために」と自分の経験やスキルを掛け合わせると、変化適応力を高める可能性があります。ユニクロやチョコザップなどのような成長企業も同様です。 【次ページ】ユニクロや町の電気屋ヤマグチが「急成長できた納得理由」
関連コンテンツ
PR
PR
PR