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- 2023/12/24 掲載
結果を出す人が密かにやっている「仕事の断捨離」、コツはたったこれだけ
実は難しい「仕事の断捨離」、まずはやっぱり目標設定
仕事の断捨離は、業務の必要性や進め方の妥当性を検証する行為です。実は、これは非常に難しい作業なのです。本来すべき仕事を放り出してしまえば致命的なミスが生まれる反面、ミスを嫌がるあまりあれもこれも手を付けてオーバーワークになり、結局パフォーマンスが落ちる恐れがあるからです。では、仕事の断捨離をうまくするにはどうすれば良いでしょうか。このとき、上司に「とりあえず精いっぱい頑張れ」のように言われたとしても、「分かりました」と納得してはいけません。「1カ月間で1,000万円を売り上げる」のように、数字を入れた目標にしてもらいましょう。こうすれば、誰の目から見ても達成可否が明らかであり、目標に向かって真っすぐ進めます。
もし、自らの役割を上司に尋ねた際、「そんなものは自分で考えろ」と言われるような会社であれば、はっきり言って転職を選択肢に入れるべきです。何をすれば給料が得られるかが明確でない会社に居続けても、ムダに体力と精神が削られるだけです。
あなたが部下を抱える管理職であれば、明確な目標設定は上司の役目であると忘れないようにしてください。
プロセスこそ「そぎ落とす」ことが重要
目標が明確になれば万事解決ではありません。日頃から運動をしていない人に「1カ月後にマラソンを3時間以内で走る」という目標を与えたところで、達成はほぼ無理です。あるいは、登山経験がない人に「17時までに山の頂上へ行きなさい」と伝えても、選択すべきルートや装備品が分からず、たとえ頂上が見えていたとしても到達できないでしょう。目標は頑張れば届くものでなければならず、そのうえで、達成を阻む障害を取り除いたり、不明確な情報をはっきりさせたりしなければなりません。まさに、断捨離が必要なのです。
具体的には、上司と調整をします。たとえば、現在積み上がっている仕事量が多いのであれば、その仕事を他の人にやってほしいと言うか、期限をずらしてもらう、調べても分からないことがあれば、都度上司に確認にいく、という具合です。
一方、上司は部下に目標を与えた際、「達成を阻む要因はありますか」や「分からないことがあれば、いつでも相談にきてください」と伝えてあげましょう。部下の成長機会を奪うことにつながるため、手取り足取り教える必要はありません。ただし、部下からの相談には感情を出さずにしっかりと向き合うべきです。 【次ページ】目標を達成できる人はやっている「通過点」の決め方
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