弁護士 河瀬 季
東京大学 法学政治学研究科 法曹養成専攻 卒業。
2002年からIT関連フリーランスとして、SBクリエイティブ社の雑誌への寄稿、書籍の全編執筆などの執筆活動や、各種ウェブサービスの開発等を行う。司法試験合格後は弁護士として、ITとビジネスに強いコスモポリタン法律事務所(東京・音羽)に所属。自らも、複数のIT企業の顧問弁護士などとして、新興企業支援や知的財産権管理、資金調達などを含む、各種の企業法務に携わっている。
個人サイト:http://tokikawase.info/
Twitter:http://twitter.com/tokikawase
2014年2月、仮想通貨「ビットコイン」の最大級の取引所であった「Mt.Gox(マウントゴックス)」が破産した。何年も発覚しなかった窃盗行為によって同社内のビットコインが流出したから……と言われているが、真相はまだ何とも言えない。Mt.Goxの倒産によってビットコインバブルは弾けた、とも言われているが、しかし、ビットコインは現在も「仮想通貨界の基軸通貨」として機能しており、そして「仮想通貨」は、今後も進化・発展が大いに期待される分野だ。ビットコインとは何なのか、「お金」なのか「物」なのか、そしてビットコインや仮想通貨は今後どこに向かうのか。法的な視点からビットコインやMt.Gox倒産、仮想通貨全般などについて解説する。