中森 勇人
中森勇人(なかもりゆうと)
経済ジャーナリスト・作家/ 三重県知事関東地区サポーター。1964年神戸生まれ。大手金属メーカーに勤務の傍らジャーナリストとして出版執筆を行う。独立後は関西商法の研究を重ね、新聞雑誌、TVなどで独自の意見を発信する。
著書に『SEとして生き抜くワザ』(日本能率協会)、『関西商魂』(SBクリエイティブ)、『選客商売』(TWJ)、心が折れそうなビジネスマンが読む本 (ソフトバンク新書)などがある。
TKC「戦略経営者」、日刊ゲンダイ(ビジネス面)、東京スポーツ(サラリーマン特集)などレギュラー連載多数。儲かるビジネスをテーマに全国で講演活動を展開中。近著は「アイデアは∞関西商法に学ぶ商売繁盛のヒント(TKC出版)。
公式サイト http://www002.upp.so-net.ne.jp/u_nakamori/
新年がはじまり、新しいビジネスを立ち上げたいという経営者も多いだろう。しかし、資金がない、ルートがない、販路がないとスタート時点で二の足を踏んでしまうのがほとんど。思い立ったが吉日と言うが、なかなか実行に移すのは難しいのが現実だ。こんな、モヤモヤした気分を吹き飛ばしてくれる元気でパワフルな経営者が大阪にいる。スマホケースのネット販売でトップクラスの売り上げをたたき出しているMobilePlusを運営するモバイルプラスの山崎由紀子社長(52)こそがその人。山崎社長は「これならいける!と感じたらすぐに行動。オープンして4年になりますが、対応機種をドンドン増やし、今では市場に出ているスマホ全機種に対応しています。どこにも負けない価格も売りの一つです」と自信を覗かせる。
記録的な大雪に見舞われた新年。各地で死傷者や建物被害に加え、交通機関や物流の乱れで都市機能が麻痺する状況に。特に地方の山間地域では住民が孤立するなど、被害は深刻だ。地方都市と大都市圏の格差は物流だけではない。経済をはじめ、医療サービスや教育、人口の減少など問題は多岐に渡る。特に人口の流出は深刻で、有識者らでつくる民間研究機関「日本創成会議」の試算では、2040年までに全国の計896自治体で、2012年に子どもを産んだ女性の9割以上を占める20~39歳の女性が半減すると発表。その中には東北の県庁所在地も含まれ、このままでいけば地方の人口減少が止まらず行政機能の維持が困難になるという、衝撃的な報告となっている。人口減少は地方都市だけの問題ではなく、結果として農林水産業の衰退をもたらし、自給率の低下をはじめとした日本全体の食糧問題にもつながる。では、このまま手をこまねいているだけで良いのだろうか。この人口減少に歯止めをかけるヒントは、ある雪深い地方で語り継がれているおとぎ話の中にある。
景気の上向き傾向も相まって、TDLシンデレラ城のプロジェクションマッピングやUSJウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッターなど、大人も楽しめるアトラクションが続々とオープンしている。夢と妄想の世界にどっぷりと浸かり、心身ともに癒される時間。この珠玉の時を求めて連日、多くの人がテーマパークに押し寄せている。ところが、その多くが月曜日の夜明けとともに現実に引き戻され、職場では仕事と責任が大きな口を開けて待ち受ける。「夢と妄想」では生活は成り立たないことを実感しながら…。このような経験は誰にでもあるだろう。「夢と妄想」と現実のギャップを噛みしめつつ生活を送る日々。しかし、この“ギャップ”こそがビジネスチャンスにつながることを皆さんはお気づきだろうか。
この秋、何かスポーツを始めようという貴兄は多いことだろう。しかし、人と同じスポーツは嫌だし、素人でもかっこよく決められるのでなければ嫌だという声も少なくない。そんなわがままな要望を満たしてくれるのが、殺陣道(たてどう)だ。殺陣とは時代劇でよく見るあの、チャンバラのこと。剣道とも武道とも違い、Tシャツ1枚でできる習い事として取り入れたのが殺陣道なのである。殺陣なんてプロでなければ難しいのではと言うなかれ。八木哲夫会長(66)が立ち上げた一般社団法人日本殺陣道協会では素人でも気軽に始められる殺陣教室を全国展開している。今や国内だけでなく、ホームページを見たという外国人からの問い合わせが増えているのだという。