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フリービットとCTCSPは17日、法人向け高セキュリティモバイルデータ通信サービス「フリービットクラウド セキュリティ SIM」がCTCSPのシンクライアントソリューション「Smart Secure Client」に採用されたと発表した。今後、両社はセキュリティ事業の拡大に向けて連携を進めていくという。
伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)のグループ会社で、IT関連機器やソフトウェア販売を行うシーティーシー・エスピー(CTCSP)は、フリービットが提供する法人向け高セキュリティモバイルデータ通信サービス「フリービットクラウド セキュリティ SIM」の提供を2017年6月1日から開始する。
価格は1回線月額1,000円(1ギガバイトまで)から。汎用PCをカスタマイズしてシンクライアント化するサービス「Smart Secure Client」と組み合わせて、テレワークの導入を検討している企業などを対象に展開。初年度の500回線の契約を目標に掲げる。
テレワークでは社外から企業内システムへアクセスする際に通信の暗号化が求められるが、「フリービットクラウド セキュリティSIM」は、通信先を制御するファイアウォール機能、VPN通信を可能とするゲートウェイ機能、UTMセキュリティフィルタリング機能をあわせて提供する。その具体的なメリットは以下の通り。
1.モバイル用のリモートアクセスゲートウェイが不要
VPNゲートウェイはSIMを搭載したモバイル環境全体を利用企業の1VPN拠点として利用することができる。モバイルで社内にアクセスするためのSSL-VPN等の専用VPNゲートウェイを自社で用意すること無く、リモートアクセス環境を実現できます。
2.社内アクセスの制限が可能
ファイアウォール機能により、社内システムへのアクセス先をIPアドレスベースで制限することができる。
3.インターネットを経由した通信先の制御が可能
ファイアウォール機能とUTMセキュリティフィルタリング機能により、業務上不要なインターネット通信を制御することができる。
CTCSPでは、2014年4月から汎用PCのカスタマイズサービス、2017年1月からは汎用PCをシンクライアント化するサービス「Smart Secure Client」を開始している。
今回、「フリービットクラウド セキュリティ SIM」の提供開始によって、強固なセキュリティを保ちつつ、外出時の利便性を備えたモバイルコンピューティング環境をワンストップで提供できるようになった。
汎用PCを使用したサービスでは、既に金融機関を始め自治体やサービス業などに導入実績があり、今後も、働き方改革の推進に伴うモバイル環境を拡充する企業のニーズに対応して、メーカー各社との連携を強化しサービスの拡大を図る考え。
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