- 2025/03/28 掲載
対米貿易戦争、ユーロ経済に「極めて有害」=ECB副総裁
デギンドス氏は金融会議で「貿易戦争はインフレには短期的な影響しか及ぼさないが、経済成長にとっては極めて有害だと思う」と指摘。
一方、インフレについては楽観的な見方を示し、関税と報復措置に起因する価格上昇は、経済成長の減速による下押し圧力により相殺されるとの見通しを示した。
同会議に出席したECB理事会メンバーのビルロワドガロー仏中央銀行総裁も同様の意見を示した上で、米国は貿易戦争により他国よりも多くを失う可能性があると指摘。世界経済はゼロサムゲームではなく、「貿易とは共に価値を創造すること」との考えを示した。
トランプ米大統領は26日、欧州連合(EU)からの輸入品に対する25%の関税賦課を近く発表するとしたほか、EUは米国への嫌がらせのため設立されたとも発言している。
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