英、自動車関税回避へ米と協議　「エスカレート望まず」

［ロンドン　２７日　ロイター］ - リーブス英財務相は２７日、米国の輸入車に対する２５％の関税の免除を求めて米政府と協議していると国内メディアに述べた。米テスラが補助金を受けている電気自動車（ＥＶ）の販売奨励制度を見直す可能性を示唆した。

リーブス氏は、統計上の相違により、英国と米国は互いに貿易黒字を計上しているとして、英国は世界的な関税から免除されるべきだと指摘した。

ジャガー・ランドローバー、ロールスロイス、アストンマーチンなどの自動車メーカーが関税を回避できるようにするかとの質問に「今、それに取り組んでいる。（４月３日の）関税発動まで、あと数日、交渉の時間がある」と述べた。

「貿易戦争は誰のためにもならない」と述べ、貿易戦争をエスカレートさせるようなことはしたくないとした。

「今後数日、わが国にとって良い取引をまとめるために懸命に取り組む」と語った。