- 2025/03/27 掲載
ECBは来年後半に0.5%利上げ、防衛費増が物価圧力=BNPパリバ
ドイツは財政政策を拡大方向に大転換し、欧州全体でも防衛費は増額される計画。このためBNPパリバはユーロ圏の成長率予想について今年を1.3%、26年を1.5%と、それぞれ0.4ポイントと0.5ポイント引き上げた。
ユーロ圏物価上昇率は今年の平均が2.2%、26年は2%と見込んでいる。
ただ今年に関しては、ECBが現在2.5%の政策金利を6月に2%まで引き下げるとの見通しを変更していない。
BNPパリバは顧客向けノートに「短期的なディスインフレの継続と米国の関税引き上げがもたらす圧倒的な成長へのマイナスの影響により、ECBは目先利下げ路線を続けられるはずだ。(しかし)その先になると、各種財政(拡大措置)発表を背景に需要と物価が押し上げられ、中長期的な政策金利の上昇につながると考えている」と記した。
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