• 2025/03/27 掲載

国内ファンドのJAC、2年弱で2000億円超調達 元カーライル大塚氏が設立

ロイター

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Miho Uranaka Anton Bridge

[東京 27日 ロイター] - 米カーライル・グループ出身の大塚博行氏が立ち上げた投資会社ジャパン・アクティベーション・キャピタル(JAC)は27日、2号ファンドを設立し、国内の機関投資家から約770億円の資金を調達したと発表した。1号ファンドと合わせ、JACは設立から2年弱で国内機関投資家から2000億円を超える資金を集めたことになる。

昨年4月に約1300億円を集めた1号ファンドから、2号ファンドは投資家層をさらに広げた。JACによると、産業革新投資機構(JIC)、海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)などの政府系ファンドのほか、福岡銀行、足利銀行など地方銀行や学校法人、三井住友海上火災保険、三菱UFJ銀行などが出資を決めたという。1号ファンドでは、メガバンクや大手証券、生命保険会社などが投資していた。

大塚氏はロイターとのインタビューで、対話を通じて「企業のファンダメンタルズ(基礎的条件)を強くしていくことが重要」と話し、「日本市場が縮小傾向にある中、JACを通じた積極的な取り組みにより、企業が存在感を高めながら成長するのを支援したいという思いが出資につながった」と述べた。今後は海外投資家からも資金を集めたい考え。

2023年7月設立のJACは、上場する大手企業を対象に友好な関係を構築し、持続的な成長を中長期で支援する。事前に同意を得た上で株式を取得し、出資金額は1件当たり数百億円程度を想定している。24年10月には、ライオンとパートナーシップ契約を締結し、同社株を一部取得した。

大塚氏によると現在20社程度の企業と出資について対話しているという。「世代が変わり、ファンドと組むことで、自分たちの企業の成長ステージを上げていこうという考えを持つ積極的な経営陣が増えている」と語った。

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