• 2024/12/23 掲載

欧州のPE、出口戦略がネックに 資金潤沢も投資に慎重

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
Emma-Victoria Farr Andres Gonzalez

[ロンドン 20日 ロイター] - 市場関係者によると、欧州のプライベートエクイティ(PE)ファンドは、潤沢な資金を保有しているものの、出口戦略(エグジット)が難しい企業の買収に慎重になっている。買収に先立ち、出口戦略を綿密に練るPEが多いという。

ブルックフィールドは、スペインの廃棄物処理会社ウルバセルの買収から手を引いたが、関係筋によると、最終的に売却する際の規模が大きくなり過ぎ、買い手が見つからない可能性があったことが一因だった。

UBSのEMEA(欧州・中東・アフリカ地域)グローバルバンキング責任者、ネスター・パス・ガリンド氏は「エグジットが難しくなっている」と指摘。欧州では今後も大型取引が行われるだろうが、そうした案件を手掛けるファンドは減るだろうとの見方を示した。

金融関係者は、来年のPEについて、投資に回していない資本の活用だけでなく、通常よりも長期間保有している資産の売却も迫られると予想。

欧州ではPEが出資する企業の売却入札への参加者が減少。ファンド間の企業の転売が難しくなっており、売却プロセスも長期化している。

バークレイズでEMEAの合併・買収(M&A)を統括するスティーブン・ピック氏は、PEのエグジットについて「一部の資産が巨額過ぎるという懸念があり、規模を縮小するため部門や株式の売却を検討するケースが見られる」と述べた。

ディールロジックのデータによると、EMEAでのPEなど金融スポンサーの取引総額は今年2970億ドルと、前年比で23%増加しているが、2021年のピーク時(5090億ドル)には遠く及ばない。

新規株式公開(IPO)市場は徐々に回復の兆しを見せているものの、プレキンのデータによると、昨年のPEの出口戦略に占めるIPOの割合は08年以来最低の7%。今年第3・四半期末時点でも9%にとどまっている。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます