［ニュルンベルク（ドイツ）　１５日　ロイター］ - ドイツの自動車・電機・金属産業の企業が２７カ月間で１．７％と１.９％の賃上げを提示したことが関係者の話で分かった。２０２５年７月１日に最初の賃上げを行い、１年後に２回目の賃上げを行う内容という。産業別労働組合ＩＧメタルの要求を大幅に下回る。

労使の交渉は１５日、北部から順次行われる見通し。

ＩＧメタルは７％の賃上げを要求し、交渉と並行してストライキも辞さない構えを示している。

交渉に参加する企業は、シーメンス、メルセデス・ベンツ、ＢＭＷなど。フォルクスワーゲンは参加せず、独自に団体交渉を行っている。第１回交渉は合意に至らず終了し、３０日から第２回の交渉を行う。