- 2024/10/08 掲載
米EVルーシッド、第3四半期納車台数は予想超え
[7日 ロイター] - 米新興電気自動車(EV)メーカーのルーシッド・グループが7日発表した2024年第3・四半期の納車台数は2781台で、ビジブル・アルファがまとめたアナリスト8人の予想(2242台)を上回った。
米国のEV需要は、高金利やより価格が安いハイブリッド車に圧迫されて低調に推移。このため各社は、値下げや利用者にとって条件の良いローンの提供などで消費者の購入意欲を高める取り組みを進めており、ルーシッドの場合はそうした努力が実った形だ。
ルーシッドの第3・四半期生産台数は1805台と、第2・四半期の2110台から減少した。
キャンター・フィッツジェラルドのシニア株式アナリスト、アンドレス・シェパード氏は、既存の在庫整理の動きが減産につながったとの見方を示した。
CFRAリサーチのシニア株式アナリスト、ガレット・ネルソン氏は「ルーシッドが掲げた通年の生産台数目標9000台を達成するには、第4・四半期によほど頑張る必要が出てくると思う」と述べた。
ルーシッドは、年内に本格生産に移行するスポーツタイプ多目的車(SUV)の「グラビティ」が成長のけん引役になると期待している。グラビティは、テスラの「モデルX」やリビアンの「R1」と競合することになる。
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