- 2024/07/03 掲載
春闘賃上げ率5.10%、33年ぶり高水準=連合最終集計
[東京 3日 ロイター] - 連合が3日発表した2024年春闘の最終集計によると、基本給を底上げするベースアップ(ベア)と定期昇給を合わせた平均賃上げ率は5.10%となった。前年から1.52ポイント上昇し、1991年(5.66%)以来33年ぶりの高水準で着地した。ベア率は3.56%と、集計を開始した2015年以降で最も高かった。
平均賃上げ率の上昇は3年連続。国際的な人材獲得競争や国内の人手不足、インフレ経済への移行などを背景に大手企業が積極的な賃上げを実施し、中小企業でも取り組みが進んだ。
連合は24年春闘方針で「前年を上回る賃上げを目指す」とし、ベア分3%以上、定昇相当分を含めて5%以上の賃上げを目安として掲げていたが、それを達成したかたちとなる。
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