- 2024/06/22 掲載
米総合PMI6月は54.6、2年2カ月ぶり高水準=S&Pグローバル
PMIは50が拡大と縮小の節目となっている。サービス部門と製造業の両方が上昇に貢献した。5月は54.5だった。
新規受注指数は5月の51.7から6月は53.4に上昇した。
雇用指数も3カ月ぶりに上昇した。「向こう1年間の企業信頼感の改善」と「需要増加による操業能力への新たな圧力」が理由だという。
ただ、物価上昇圧力は大幅に弱まり、インフレ減速が持続する可能性が高いとの期待も高まっている。
投入価格指数は5月の57.2から56.6に低下した。産出価格指数も5月の54.3から5カ月ぶりの低水準となる53.5に低下した。鈍化は製造業とサービス業の両方で見られた。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのチーフ・ビジネス・エコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「歴史的に見て、このところ低下している価格指標は米連邦準備理事会(FRB)の2%のインフレ目標に一致することを示している」と述べた。
製造業PMIは51.7となり、5月の51.3からわずかに上昇した。ロイターがまとめたエコノミスト予想では51に低下すると予想されていた。
サービス業PMIは55.1となり、5月の54.8から上昇して2年2カ月ぶりの高水準となった。エコノミスト予想の53.7を上回った。
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