- 2024/06/21 掲載
中南米フィンテック、6年で4倍超に増加 なお成長余地=報告
[サンティアゴ 20日 ロイター] - 中南米のフィンテック企業の数が過去6年で4倍以上に増えていることが、米州開発銀行(IDB)とフィンテック開発会社フィノビスタが20日に公表したリポートで分かった。同地域にはなお成長余地があるという専門家の見方もある。
リポートによると、中南米のフィンテックの数は、2017年の703社から23年には3069社に増加。うち57%が銀行口座が作れない人々や銀行サービスが受けにくい域内利用者向けにサービスを提供している。
また、そうした非銀行利用者層にサービスを提供しているフィンテックの大半は融資も行っている。一方、中小企業相手のフィンテックは決済サービスを提供することが多いという。
フィンテックの数が最も多いのはブラジルで中南米全体の25%弱を占め、次いでメキシコが20%、コロンビアが13%、アルゼンチンとチリが10%となっている。
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