- 2024/06/21 掲載
5月消費者物価、2.5%上昇=電気代が1年4カ月ぶりアップ
総務省が21日発表した5月の全国消費者物価指数(2020年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が107.5と、前年同月比2.5%上昇した。プラスは33カ月連続。電気代が1年4カ月ぶりに上昇したことが響き、4月と比べ物価の伸びが0.3ポイント加速した。
電気代の上昇率は前年同月比14.7%だった。再生可能エネルギー普及のため電気料金に上乗せしている賦課金の引き上げが主因。ガソリン価格は4.5%上がった。エネルギー価格全体では7.2%の上昇だった。
生鮮食品を除く食料の価格は3.2%上昇した。原材料価格の上昇や物流費の高騰が引き続き響いている。
生活実感に近い生鮮食品を含む総合指数は2.8%、生鮮食品とエネルギーを除く総合指数は2.1%それぞれ上昇した。
【時事通信社】
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