- 2024/06/20 掲載
EU、持続可能な航空燃料の使用目標達成へ問題解決を=フラポートCEO
SAFは廃食用油や木質バイオマスなどを原料としており、通常の航空燃料に比べて二酸化炭素(CO2)排出量を最大80%削減できるため、航空業界では脱炭素化の取り組みに不可欠とみなされている。
EUは今月、域内の空港を出発する航空便に対して段階的にSAFの使用を増やすことを義務化する規則を採択。使用比率は2025年が2%で、50年までに70%へ引き上げられる。
ただシュルテ氏は「目標に見合う十分なSAFがない。生産がそこまで急速に増えていない」と述べた。
普及が遅れている理由の一つはSAFの価格の高さで、通常燃料の3倍から5倍に上る。こうした中で供給業者の間では過剰供給への不安が根強い。
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