- 2024/06/19 掲載
中国、新興ハイテク企業向け市場「科創板」の改革深化策を発表
上海で開催された主要金融フォーラム「陸家嘴フォーラム」で発表した。「ハードテック」企業の上場を支援し、科創板上場企業の株式・債券を通じた資金調達メカニズムを改善するとした。
CSRCの呉清主席は、市場の不正行為を取り締まり、超高速取引(HFT)と店頭デリバティブ(金融派生商品)取引の規制を強化すると述べた。科創板の取引メカニズムを改善し、市場リスクを防止するほか、同市場向けのETF(上場投資信託)やETFオプション商品を充実させる方針を示した。
科創板は習近平国家主席が2018年に発表、19年に発足した。半導体やバイオテクノロジーなどの中核技術で自立を目指す取り組みの一環と位置付けられている。現時点で573社が上場、時価総額は5兆2000億元となっている。
科創板に上場する大手50社を組み込むSSEスター50指数は今年に入って約12%下落。CSI300指数は3%上昇している。
PR
PR
PR