- 2024/06/19 掲載
米フォード、メキシコ工場に近いグアイマス港からの出荷開始
[メキシコ市 18日 ロイター] - 米自動車大手フォード・モーターは18日、メキシコ北部ソラナ州の同社工場に近いグアイマス港からの自動車出荷を開始した。同港はメキシコのロペスオブラドール大統領の肝いりで大規模な改修工事が進んでおり、ソラナ州のドゥラソ知事によると、体制が完全に整えばフォードは物流コストを30%抑制できるという。
フォードはこれまで陸路で2000キロ近く離れた中西部ミチョアカン州のラサロ・カルデナス港から出荷していた。
出荷の第一陣はSUV(スポーツタイプ多目的車)の「ブロンコ」とピックアップトラックで、輸出先はチリ。出荷開始のイベントにはフォード幹部や政府当局者が出席した。
ドゥラソ氏によると、グアイマス港は出荷能力の規模拡大に向けた駐車場の建設や、より積載量の大きい船舶を受け入れるために水深を深くする作業が進んでいる。
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