■Microsoft Azure
Microsoft Windows、Microsoft 365(旧Office 365)、Microsoft Dynamicsの普及により、3大クラウドサービスプロバイダーで、マイクロソフトは最も強力な企業顧客基盤を持っています。多くの顧客にとって、既存のツールに新しいMicrosoft Azureのクラウドサービスを追加することは簡単でした。
Microsoft Azureの差別化のポイントは、ビジネスインテリジェンスツール(特にPower BI)との統合、業界特化型ソリューション(Microsoft Cloud for Retail/Microsoft Cloud for Manufacturingなど)、そしてエンタープライズサポートに強く注力していることです。
またマイクロソフトは、9つのIoTクラウドサービスをウェブサイトで詳しく紹介しています。
Microsoft Azureが公開している167件のIoT事例を分析した結果、Azure IoTサービスで最も多く利用されているのはAzure IoT Hubで、次いでAzure IoT Edgeとなりました。Azure IoT Hubは、IoTデバイスからクラウドにデータを取り込むためのマイクロソフトにおける中核的なサービスです。このサービスは、IoTデバイスへの安全な通信と、デバイスのプロビジョニングなどのデバイス管理機能を提供します。
図に記載されているAzure Event Hubは、Azure IoT Time Series Insights、Data Storage、Stream Analyticsなど、ほかのサービスへのデータ変換・配信に使用されます。この仕組みにより、お客さまは機器の主要なパラメータを監視し、重大な問題になる前に異常を感知することができます。