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- 2019/03/18 掲載
ビジネスパーソンのための「プロジェクトマネジメント入門」
プロジェクトマネジメントとは
企業の購買活動では、「あらかじめ指定していた仕様、数量、金額、納期の通りにものが届く」のは当たりだ。しかし、未知の要素が多いプロジェクトではそうはいかない。希望に満ちて着手されたものが頓挫して、訴訟に発展してしまうということも珍しくはない。だからこそ、プロジェクトマネジメントに責任を持つプロジェクトマネージャーが必要になる。
プロジェクトを狂わせる3種の魔物
ではそもそもどうしてプロジェクトというものは予定通りに進まないのか。原因は、プロジェクトにおける「目標」「制約条件」「リソース」の3つの魔物が時々刻々と変化していくということにある。「目標が変化する」なんて変だ、と思われるかもしれないが、新しい技術やニーズに対応するプロジェクトの場合、事前に「Aを使ったらBが実現できるだろう」と思っていたことが、導入してみたら意外とそうでもなかった、ということは頻繁にある。結果、当初立てた目標を修正する必要に迫られる。
ITプロジェクトに限らず、新規事業プロジェクトにおいても「ピボット」という言葉もある通り、方針や目標の変更はあって当たり前の話だ。そのなかで当然、制約条件も活用できるリソースも、前提条件がどんどん変わっていく。
しかし多くの人がかかわるプロジェクトになればなるほど、時々刻々とした変化は強いストレスを発生させる。昨日の話と今日の話が違ってしまったら、一体なにを信じて1つひとつのタスクを進めていくべきなのか、わからなくなる。
【次ページ】誤解に満ちたプロジェクトマネジメントの「目的」と「手段」
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