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  • 2015/11/17 掲載

住友商事、ゴールドマン・サックス出身のMBA取得者が語るトッププレイヤーの共通項

α Academy 代表 入住 壽彦さん

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東京、サンフランシスコ、ニューヨークなどに「α Academy」を設立し、教育・キャリアなどの領域でサポートを行っている入住 壽彦さん。住友商事、シカゴ大学MBA、ゴールドマン・サックスという入住さん自身のキャリアに裏打ちされた「α Academy」での指導は、多くの利用者を欧米トップスクールでのMBA合格や国内外の人気企業内定などに導いているという。シリコンバレーで事業拡大に向けて活躍されている入住さんに、起業の経緯やトッププレイヤーの共通項について話を聞いた。
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商社マンや投資銀行出身者、MBAホルダーがキャリアサポートする「α Academy」

――入住さんの現在のビジネスについてお伺いできますか。

入住氏:α Academy」では「人の可能性を最大化しよう」をコンセプトに掲げ、学生や社会人に向けて総合的なキャリアサポートを行っています。

 世の中には、「自分が目指すべきキャリアは何なのか」「それを実現するためにはどうしたらいいのか」といった悩みを抱えている方がたくさんいらっしゃいます。「α Academy」では、夢の実現に悩みを抱える方々へ進むべき方向性を示し、オンラインで個別サポートを行うことで、成功に導いています。

 サポートする領域は、主に「商社や外資系企業への就活・インターン対策」「欧米・アジアトップスクールのMBA受験対策」「TOEFL、TOEIC、GMAT対策」などです。講師は、商社や投資銀行に勤務する方やMBA取得者などが務めていて、現場経験に基づいたアドバイスをお届けしています。

 現在は利用者への個人課金で収益を上げています。ただ、仲の良い企業がいくつもありますので、今後は「α Academy」の学生と採用をしたい企業とをつなぐような形での、企業向けのサービスも予定しています。

――その中で入住さんが関わっている部分はどういったところでしょうか。

入住氏:ひとことで言うと、全体を見ています。主な部分でいうと、講座内容のクオリティコントロールやコンテンツ作成、経営管理全般ですね。

 オフィスが東京、サンフランシスコ、ニューヨーク、ロンドンとある中で、これまでは本社である東京のオフィスで業務を行っていました。2015年の9月からはシリコンバレーにオフィスを設置しましたので、そちらへ本社機能を移そうと現地で活動しています。

住友商事、MBA取得、ゴールドマンサックスを経て感じたこと

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――入住さんはなぜ今の事業を始めようと考えたのでしょうか?

入住氏:上から目線だと受け取られてしまうかもしれないのですが、僕がこれまで関わってきた方の中には、「もっと人生を充実できるはずなのに、自分で自分の可能性を狭めてしまっている」方がたくさんいました。僕はそれをすごくもったいないと感じていて、そういう方たちを奮い立たせるような仕組みを作りたいという思いがありました。

 僕は住友商事、MBA取得、ゴールドマン・サックスと経験した中で、どの業界でもトッププレイヤーに共通することがあると感じたんです。そういった人たちはみんな、自分のやることに愛情とミッションのようなものを感じていて、それを猛烈にやり遂げるんですね。

 これと同じように、「あらゆる人が自分のやりたいことを見つけて、やりたいことをめいっぱいやれる」、そんな世界にしたいということが僕のミッションとしてあります。

――住友商事ではどういったお仕事をされていたのでしょうか。

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入住氏:入社したころから経営にすごく興味があって、将来は経営者になろうという目標がありました。経営に興味を持った理由は2つあり、どちらも 学生のころから感じていたことです。

 1つは、自分のアイデアでビジネスをすることに興味があったからです。例えばテレビのCMを見ていると、「自分だったらこうするのに」というプランがどんどん浮かんでくるんですよ。すでに決まりきった中で決まりきったことをやるよりも、もっと大きな枠組みから動かしていきたいという思いがありました。

 もう1つは、リーダーシップを取ることが自分の性分にあっていると感じたからです。学生時代も、海の家を一から立ち上げて運営したり、ミス慶應コンテストのプロデューサーとして200人くらいの部員をまとめてたり。こういったことにすごくやりがいを感じましたし、今にも活きていると感じます。

 ですから面接のときも、「経営のど真ん中に入れてほしい」という希望を伝えたところ、主計部という部署に配属されました。そこでは、住友商事グループ全体の予算・決算や四半期の業績をまとめてレポートしたり、また、それによって各ビジネスが上手くいっているかを判断したりすることも仕事内容の一つでした。

 他にも鉄鋼部門や機械部門、生活物資部門など、それぞれの部門にある経理を束ねる役割も務めていました。その人たちが解決できない問題をこちらで考えるというような社内コンサル的なこともやっていて、どれも知的でおもしろい仕事でしたね。

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