クラウドサービス認定プログラムの公募を開始、クラウドサービス推進機構（CSPA）

　本認定プログラムは、クラウドサービスに精通した専門家が経営者に代わって、中小企業のビジネス活用の要件を満たしているかどうかを点検し、安全かつ安心して継続的に利用可能なクラウドサービスであることを認定するというもの。

　CSPAでは「適切なクラウドサービスを選定する能力が中小企業にはまだまだ不足している」と指摘。本プログラムによって、中小企業が自社に適合するクラウドサービスの選定の基本的な評価情報を入手でき、採用についての安心感、納得感を向上させる狙いがあるという。

　また、クラウドサービスベンダーにおいても、本プログラムで提供される「サービス認定ガイドライン」に基づき、サービスの質の向上を図れるとともに、中小企業ユーザーへの効果的な普及啓蒙、認知度の向上が期待できるという。

　審査については、以下の7つの視点から「サービス認定ガイドライン」に基づき、専門家（公開）により公正・中立、客観的にサービスを評価する。

1. 経営の視点
2. 運用の視点
3. SLAの視点
4. 技術の視点
5. 取引条件の整備状況
6. サービス体制
7. その他、経営基盤、人材、実績など

　審査員は、クラウドサービス推進機構副理事長で、TMI主宰の高島利尚氏や明治大学経営学部教授の岡田浩一氏、一般社団法人クラウド利用促進機構（CUPA）理事の竹下康平氏、淑徳大学経営学部教授 隈正雄氏らがつとめる。

　応募方法は、CSPAのホームページ、または専用メールアドレス（n-uketsuke@smb-cloud.org）宛に、「クラウドサービス認定審査申請書」と関連資料などを請求する。その上で申請書様式に必要事項を記載のうえ、事務局より案内された方法で、応募締め切りまでに申請書を送付し、審査費用を支払う。

　審査料金は1回5万円（会員4万円）、認定料金は年間で3万円（同2.4万円）、更新料金は2万円（同1.6万円）。今回の審査は募集期間が4月27日から5月31日まで。6月28日にメールにて審査結果を連絡する。